さて、映画を企画してから6年の月日が経っています。
ある程度、こういう方向で、というプランは当初からありましたが、やはり動いていく事象を追いかけているわけなので、それに追いつき追い越されながらも、撮りためてタイムラインに辻褄を合わせてきたわけであります。
そのタイムラインというのは、だいぶ固まってきておりまして、良くなってきている感触はつかめてきています。
ここまできたら必要になってくるのがナレーションの収録であります。
インディーズ系の映画だとナレーションのない作品というのも多いです。この映画はナレーションはありますが、かなり少ないです。基本的には選手たちの語りでストーリーが進んでいく構成で、内容的には理解できるであろう形にまで持っていくことができました。
今回のナレーションは、ほんの少しのスパイスというか、アクセントといいますか、クッションといいますか、ナレーションのあるところで、ちょっとピピっと背筋が伸びるかもしれません。
ナイスミドルのリングアナウンサーでもある安永真優美さんにナレーションを担当していただきました。安永さんはさすがにプロフェッショナルで、監督からの様々なバージョンへのリクエストにも即反応して返してくれるという、柔軟さにも長けて終始、和やかに収録が進みました。
また現場ではちょっとしたサプライズもあり、安永さんも驚いていました。これは映画が完成してから初めて明かされるものでもあります。お楽しみに。
そんなこんなでナレーション収録を行うということは、映像制作の中では最終盤に差し掛かったということを意味しています。タイトルマッチで言えば第3ラウンドも後半でしょうか。その終盤戦に向けて整える作業が山積してはいますが、慎重に詰めていい作品にしてこうと思います。温かく見守っていただけると大変励みになります!
本当に楽しみにしています。
よろしくお願いいたします!