歩んできた道

今年も早いことで12月を迎えました。
1月には関係者試写を行い、それを受けての直しの編集を今年は主に進めていました。細かい部分での撮影も行っていましたが、仮編集もひと段落がついて、映画のアウトラインがほぼ出来上がっています。あともう少し残された作業があり、そこをクリアしてから完成作業へ入っていきます。今年は作品を完成させることを目標にしていましたが、限りなく目標に近い形まで持ってくることができました。

すべての撮影時間を計るのは難しいですが、少なくともデータは10Tを超えています。インタビュー時間もどれくらい重ねてきたことか、いつかまた調べてみようとは思います。インタビューを文字起こししたページ数も、とにかく多いです。みなさんのご協力なしにはできなかったことばかりです。

自分としては、ごく普通の人間ドキュメンタリーとして描いてきたつもりですが、意外とこれまでのドキュメンタリーの枠に収まらないものになったように思います。オリジナリティという意味では良いのかもしれませんが、その辺りがひょっとすると今後、困難を伴うようになってくるかもしれません。

さて今月1日はナイスミドルの年間表彰式・忘年会が開催されます。今年は誰が何の賞を受けるのか楽しみですね。

先が見え始めてきました

ようやく作品の内容的に、メドがつきそうなところまで来ました!

画にしても音楽にしても、素材が不足している部分がいくつかあったので、技術的な作業を進めながら素材を受け取り、同時進行で編集を進めておりました。まだ細かいところの微調整が必要だったり、あともう少しやるべきことがあるので、本格的な仕上げの作業にはまだ入れません。

とはいえ、先を見据えて簡単な予告映像制作をイメージすることもできるような段階にまで来ているので、映像のベースには「あの人が提供してくれた音楽を使わせてもらおうかな」なんてことも考え始めていたりもします。

さて、いまどんな作業を進めているか、その一端だけお見せします。
下の写真は、左が撮影時の映像で、右は編集で簡易的にキレイにしたものです。明るさや色も直していますが、気づくか気づかないかレベルの細かい汚れのようなものも消しています。このような作業を現状130分近くある全編にわたって、ツブサにチェックして手直しを入れています。

ほんのちょっとしたことですが、これが全編に渡って処理を施されれば、見る方が受ける印象がかなり変わってきますので、作品の持つメッセージの伝わり方も良い方向へと導かれることでしょう。

さて今月のナイスミドルの試合ですが、トリプルタイトルマッチがあります。再戦あり、台頭してきたニューフェイスの挑戦あり。他にも楽しみな試合が予定されています。みなさん是非、新宿FACEへ応援に行きましょう!

仕上げの作業に集中できそう

おかげさまで前回のナイスミドルでは、なんとしても撮りたかったイメージ映像と、音声収録をすることができました。作っていただいていた音楽も届き、おそらくこれで仕上げへの作業へと集中することができるでしょう。

あともう数曲、音楽が必要になるだろう、というところもあるので、最終の音の仕上げはまだ先になりそうですが、全体の流れを見るところは大方決められそうです。

細かい技術調整、色調整、音の調整と直しのチェック、まだまだ細かく見直していまして、都度、直しをかけています。

いろいろとご報告したいことは山ほどありますが、まだ一つも出せないのがもどかしいところ。もうしばらく楽しみにお待ちいただければ幸いです。

NICEMIDDLE 70

今月はタイトルマッチを含む、ナイスミドルの開催月です。
楽しみなカードも目白押しなので楽しみになってきますね。
選手の皆さんには是非、盛り上げていただきたいところです!

さて、この試合の日は、おそらく最後になるであろう映画用の撮影を予定しています。
これまでなかなかうまく収録できなかった場面なので、今回こそはキッチリと撮り切って、なんとか所謂クランクアップにできればと気合い充分です。

映画の編集もだいぶ終盤の方に入ってきているので、細かい確認がたくさん入ってきております。あと何件か音楽が上がってくるのを待っておりますが、今月中に一曲は手元にいただくことができそうなので、その辺のシーンの編集も詰めていくことができそうです。

制作の展開としてはワクワクな感じに入ってきていますが、まだもう少し完成まではお待ちいただく感じなので、首を長くしておいてください!

技術修正

夏の暑さも本番を迎えましたね。
ナイスミドル合宿が熱海で行われる今月ですが、映画の方は変わらず地味に進めています。

だいぶ内容も固まりつつあり、かなり細かい箇所に手を入れ始めています。見てもほとんどわからないようなことに手をつけていますが、この辺をやるかやらないかで、カッコよくなるかならないかの大きな分かれ道だったりするので、時間をかけてキレイな仕上げを目指しています。

けいおん

今月もナイスミドル、試合が行われます。
フェザー級のタイトルマッチがありますが、注目の試合も目白押し。楽しみにしましょう。
https://nicemiddle.jp/?p=6387

最近、ナイスミドルの選手たちが集まって軽音部を立ち上げ、バンド練習を重ねています。

練習している楽曲は、それぞれ想い想いのカバーソングです。私の知らない曲も多いですが、さすがの同世代に流行った曲なども演奏されることもあり、あの頃を懐かしくも振り返ったりします。

ただ1曲だけ、オリジナルソングがあります。なかなかのカッコイイ曲なので、これは完璧にマスターして、いつかライブハウスでの演奏を楽しみに待ちたいと思います。それまでみんな元気でいて!

映画の方はだいぶ出来上がってきています。ところどころ足りない部分もあるので、各所調整が必要とはなっているものの、細かい詰め作業も始めています。一般公開は年をまたぐと思われます。

完成記念試写ができる頃には、軽音部の演奏レベルもかなり上がっていることと思うので、上映記念ライブを敢行してくれる事を期待していたいです!

スタジオでナレーション録りました!

さて、映画を企画してから6年の月日が経っています。

ある程度、こういう方向で、というプランは当初からありましたが、やはり動いていく事象を追いかけているわけなので、それに追いつき追い越されながらも、撮りためてタイムラインに辻褄を合わせてきたわけであります。

そのタイムラインというのは、だいぶ固まってきておりまして、良くなってきている感触はつかめてきています。

ここまできたら必要になってくるのがナレーションの収録であります。

インディーズ系の映画だとナレーションのない作品というのも多いです。この映画はナレーションはありますが、かなり少ないです。基本的には選手たちの語りでストーリーが進んでいく構成で、内容的には理解できるであろう形にまで持っていくことができました。

今回のナレーションは、ほんの少しのスパイスというか、アクセントといいますか、クッションといいますか、ナレーションのあるところで、ちょっとピピっと背筋が伸びるかもしれません。

ナイスミドルのリングアナウンサーでもある安永真優美さんにナレーションを担当していただきました。安永さんはさすがにプロフェッショナルで、監督からの様々なバージョンへのリクエストにも即反応して返してくれるという、柔軟さにも長けて終始、和やかに収録が進みました。

また現場ではちょっとしたサプライズもあり、安永さんも驚いていました。これは映画が完成してから初めて明かされるものでもあります。お楽しみに。

そんなこんなでナレーション収録を行うということは、映像制作の中では最終盤に差し掛かったということを意味しています。タイトルマッチで言えば第3ラウンドも後半でしょうか。その終盤戦に向けて整える作業が山積してはいますが、慎重に詰めていい作品にしてこうと思います。温かく見守っていただけると大変励みになります!


声の収録

今月もナイスミドルが開催されます。
タイトルマッチが2試合組まれているので、非常に盛り上がりそうですね。
選手には・・・・・頑張って盛り上げていただきたいですね。

映画制作の方は大きな山を越えつつあり、佳境を迎えております。
いくつかの大きな交渉事も、なんとか話が通りつつあり、胸をなでおろしているところです。
今月はスタジオで声の収録を予定しおりますので、いよいよ完成に向けて動き出し始めたという感じでしょうか。
それでもまだやるべきことは山積しています。みなさんの見えないところでの動きばかりなので、お知らせが先になってしまうのは心苦しいところです。

楽しみにお待ちください!

映画での表現のスタンス

先日、あるドキュメンタリー映画を観に行きました。
方向性としてはナイスミドルの映画と似たようなコンセプトを題材にしたもので、テーマとしては近いかなと思いながらも、そうでもないとわかりながら。

ドキュメンタリー映画の世界では最近よくありがちな、テレビ局制作の作品でした。表現の仕方としてはやりやすいだろうなと思うこともありながらも、なかなか参考するまででもないというふうにも受け止められた。

映画での表現とテレビのそれとは別物であるはずなのに、ドキュメンタリーの大量生産により、そのボーダーがボヤけてきてしまっているように感じます。

テレビ番組を映画と称して劇場で公開しているという形式。
ネットでの視聴がスタンダードになりつつあって劇場の経営も困難でしょうけど、純粋な「映画」を守るということは大切なことなんではないかとも思う。

似て非なるものという意味では、自分でしかできないやり方ということで作っていくことが肝心になるのか。

だいぶナイスミドルの映画の制作が終盤に近づいていることもあって、他の作品のいいところを羨ましいと思いながらも、いま作っている作品のいいところが輝けるように磨いていくことをしていったほうがいいんでしょう。

映像のスタイル

今月も注目のカードが決定したナイスミドルが開催されます。どんな試合が繰り広げられるだろうかと楽しみにしている一方で、自分的にはもう少し頑張らないとな日々が続いております。

映画の方は編集を詰めていく段階まで入ってきてまして、大枠から細部まで見直しながら、面白い作品に仕上がるよう、目先を変えて作品と対峙しています。孤独な作業の繰り返しなので、だいぶ煮詰まっていて、気分転換をしながら路頭に迷ったりもしています。

昨年、自分のショートムービーのこじんまりとした上映会がありました。初上映作を含む、新旧が織り混ざった9作品の上映で、ナイスミドル関連のものも上映しました。

20年くらい前に撮った低画質がものが多く、それらの作品の評判が良かったのが意外でした。
複数の方から、作品の雰囲気がノンフィクション作家の沢木耕太郎さんのような印象を受けたという感想をいただきました。これはおそらく旅をしながら撮ったものが多かったからでないかと推察しました。

それとは対照的にナイスミドル関連の映像に対しては、他人の企画で撮らされることになった作品ではないか、と言われもしました。確かに自分の過去作とは、映像の雰囲気やスタイルが異なるので、もしかすると別の人が撮っているくらいな印象を受けられたかもしれません。ナイスミドルについては、自分的にはドキュメンタリーを撮る上で最もやりたいと考えていた制作スタイルで撮れているので、また違った感覚を楽しんでもらえたらという感じでいます。

最近、まったく別の案件で撮って出しのような簡単な編集をしました。こういうのは久々だったので、少し編集に対する目線を変えることができました。

長編だと様々な物語を織り込んで語ることができますが、短編だとダブつかないようにスリムに要点をまとめることに尽力するわけで、その感覚を思い出しました。自分の場合は、やりすぎくらいに端折ってしまうこともあります。ナイスミドルは扱っている素材のことを考えると、頭を短編的な編集ですすめるようにする必要がある箇所も多く存在することを想いました。緩急の急みたいな部分のことかもしれません。

自分の過去作品は短編でも長編のような雰囲気があった気もするし、それは素材のせいのようにも思う部分もあります。大量の素材の囲まれているナイスミドルの編集は、長編の雰囲気も短編の雰囲気もうまく取り込んでいけるような形ですすめているのかもしれません。

いずれにしても最終コーナーの編集作業は急ピッチで進めています。