【ファインダー越しのスナイパー】
長友選手とタイトルを争った相手で、ベルトへの挑戦もされた選手です。
もう引退された感じにはなってしまいましたが、いつかまたリングに上がる日が来ることを期待しています。
加藤選手との出会いはキックではなく、カメラでした。
自分は毎回、イベント会場では試合の記録映像を撮影しているので、試合以外の選手の自然な風景を撮ることができませんでした。人伝に会場内を撮ったり、選手に声をかけてカメラを回してもらっていたところ、なんとも違和感のないフレームさばきをする映像が手元に来ていたので「誰が撮ったんですか?」もうその瞬間には会場カメラはこの人しかいない。そう思える方でした。
もともと選手の方ですから、選手と話すタイミングや距離感が自然とわかっているのでしょう。まったく違和感のない選手たちの表情を美しく捉えていた素材に、思わずうなってしまいました。それだけでなく、見る人に興味を持たせられるような撮り方を無意識にうちにやっていたので「初めてカメラを回した」と聞いたときは、驚きしかありませんでした。
自分も独特のカメラワークをすることもあり、その辺のセンスが非常に近く感じられたことも、プラスの効果がありました。自分としては加藤選手のカメラワークで、作品が一段も二段も昇華された場面が多々あったことを断言できます。また自作の制作の際には、撮影クルーとして声をかけたいと思える動きでした。
たまに毒の強いコメントをするのがご愛嬌ですが、加藤選手の地元でインタビュー撮影した際は、非常に熱のこもった、温度のある言葉をいただきました。出演者としても作品を盛り上げてくださったのは、その魂を記録に残せて、今後も振り返られる形にしてくださいました。
選手の一人ではありますが、他の方とはまた異なった角度から作品に力を与えてくださった、心強いパートナーです。

